風景が語り、人がつなぐ
つがるの映画舞台。

つがる市フィルムコミッションは、映画・ドラマ・CMなどの撮影を通して、つがる市の魅力を全国へ発信する地域支援窓口です。

つがるの四季が、物語を紡ぐ。

つがるの空の下、風が吹き抜ける田園、雪に包まれる集落、春を告げる桜の並木道。
ここには、心に残る物語を映し出す「風景」があります。

つがる市フィルムコミッションは、そんなロケーションと人の力で、映像作品の舞台づくりを支えます。
つがるが、あなたの作品の“もうひとつの主人公”になります。

映画『じっちゃ!』のご紹介

つがる市フィルムコミッション-佐々木淳

つがる市市制施行20周年を記念して、つがる市民みんなで作った映画です。昨年一年がかりで撮影し、特に夏の馬市まつりの再現シーンでは、つがる市内の小・中・高校生を含む市民エキストラ300人以上が参加し、多くの皆さんのご支援・ご協力のもと、完成しました。単なる「観光PR映画」ではなく、メロン農家を営む祖父と孫娘との絆を通じ、四季折々のつがる市の魅力や故郷の素晴らしさを全国に伝えられる作品になりました。

つがる市フィルムコミッション
会長 佐々木淳

「じっちゃは、ここ、つがる市で生きていた」
2人が見つけた、自分の“ふるさと”

四季折々の青森・つがる市の風景を舞台に、東京からIターン移住した孫娘と、市内でメロン農家を営む祖父の絆を描くヒューマンコメディ『じっちゃ!』。

祖父の泰助が住む街という無難な理由で、地域おこし協力隊制度を利用し、東京からつがる市にIターン移住した三上ゆき。就職先の市役所で観光・ブランド戦略課に配属された彼女は、市の魅力を全国に発信するため、慣れない業務に苦戦しながらも、祖父との日々のやりとりに癒されながら乗り越えていく。やがて怒涛の1年が過ぎ、淡い恋心を抱いていた同僚から東京でのビジネスを持ちかけられ、心が揺れるゆき。そんなある日、ゆきは、これまで多くを語ろうとしてこなかった泰助が40年間秘めてきた事実を聞く。そこには青森に住み続けた泰助の知られざる絆の物語があった―――。

つがる市市制施行20周年記念作品として製作された本作。新天地で観光・ブランド戦略課の仕事に邁進するゆきを演じるのは、『てぃだ いつか太陽の下を歩きたい』『レディ加賀』の中村静香。ある理由で青森から離れようとしない“じっちゃ”こと祖父の泰助を演じるのは、舞台、テレビ、映画で名バイプレイヤーとして活躍してきたベテラン、小野武彦。そのほか、超特急の小笠原海、なだぎ武、しゅはまはるみ、篠田諒、木﨑ゆりあ、望月雅友、北野瑠華、津田寛治らが出演する。監督・脚本を務めるのは、2011年に『けの汁』を青森で撮って以来、青森を“第二の故郷”と語る千村利光。本作でも、田園風景、馬市まつり、岩木山、木造駅など、つがる市内の風物、名所を随所に盛り込んでいる。生まれ育った土地だけが故郷ではない。故郷を離れた者、故郷を持たぬ者、そこに住み続ける者―――観る人すべての”望郷の思い“を呼び起こすハートフルストーリーがここに誕生した。